#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第26章 安らぎ(ニルヴァーナ) 1偈

1 亀が諸の肢体(首と四肢と尾と)を自分の甲のなかにひっこめるように、自分の粗雑な思考をおさめとり、何ものにも依存することなく、他人を悩ますことなく、束縛の覆いを完くときほごして、なにびとをも謗るな。

(中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。)


*法津如来のコメント

亀は、首(頭)と手と足と尾を甲羅の中に引っ込めるので、亀のことを蔵六とも言います。そこで、ブッダは、亀のように、六つのものを引っ込めることを提唱しました。六つのものとは、眼と耳と鼻と舌と身と意です。眼を引っ込めると言っても、見ないことではありません。

見ることによって、自分の粗雑な思考をおさめとり、何ものにも依存することなく、他人を悩ますことなく、束縛の覆いを完くときほぐすのです。耳と鼻と舌と身と意(考えること)についても同様です。

このように、自分の眼と耳と鼻と舌と身と意を引っ込めることができたら、安らぎ(ニルヴァーナ)に入ったのです。その人はなにびとをも謗ることはありません。






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