#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第26章 安らぎ(ニルヴァーナ) 20偈

20 何ものかに依ることが無ければ、動揺することが無い。そこには身心の軽やかな柔軟性がある。行くこともなく、没することもない。それが苦しみの終滅であると説かれる。

(中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。)


*法津如来のコメント

この感興のことば(ウダーナヴァルガ)はサンスクリット語によるものですが、パーリ語仏典にも、ウダーナ(感興のことば)があります。その8章4に次の偈が附されています。
「原始仏典8ブッダの詩Ⅱ(講談社)桜部建・訳」より。

(以下引用)
何かに依存している者には動揺がある。
何にも依存しない者に動揺はない。
動揺がなければ安息がある。
安息があれば享楽はない。
享楽がなければ来ることも行くこともない。
来ることも行くこともなければ、死ぬことも生まれることもない。
死ぬことも生まれることもなければ、この世にあるのでも、あの世にあるのでも、両者の中間にあるのでもない。
それこそが苦の終わりである、と。
(以上引用)

人々は何かにすがって、或いは何かにすがろうとして、生きていますが、思い切って何にもすがらないようにして生きたらどうでしょうか。これほど、楽なことはありません。

そんなことは無理だと言う人は、自分は渓谷の吊り橋を渡っているように思っているのですが、実は平坦な大道を歩いているのですよ。大丈夫です。