#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第27章 観察 9偈

9 この世の人々は慢心をもっていて、つねに慢心にへばりつかれている。悪い見解にとりつかれては、努力しても生死流転を超えることはできない。

(中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。)


*法津如来のコメント

実は、昨日引用しましたパーリ語のウダーナ(感興のことば)の偈の続きはつぎの通りです。
(以下引用)
この人々は驕慢(きょうまん)に入りこみ、驕慢につなきとめられ、驕慢に縛りつけられ、誤った見解に空しく努力するだけで、輪廻(りんね)を越えることができない、と。
(以上引用)

ですから、「この世の人々」とは、自我観念にたより、また他人という観念にとらわれている人々を指しているのです。このような人々は慢心をもっているというのです。

「自我観念にたより、また他人という観念にとらわれている」ことが、悪い見解であり、誤った見解なのです。

このような人々は、輪廻を脱出できないで、苦しみの生老病死を繰り返すのです。