#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第28章 悪 2偈

2 わかち与える人には功徳が増大する。みずからを制するならば、ひとが怨みをいだくことは無い。善い人は悪を捨てる。情欲と怒りと迷妄とを捨てるが故に、煩悩の覆いをのがれる。

(中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。)


*法津如来のコメント

この感興のことば(ウダーナヴァルガ)は、サンスクッリット語で書かれたものですが、感興のことば(ウダーナ)には、パーリ語で書かれたものもあります。パーリ語の感興のことばの8章5に、この偈と同様の偈が付与されています。

8章5の内容は、鍛冶屋の息子チュンダが釈尊に食事の布施をした後、釈尊が激しい腹痛を起こし、亡くなりました。釈尊は無くなる前に、チュンダがそのことを後悔しないように、従者のアーナンダ長老に次のように告げられました。

「ブッダへの供養食の中で2種の大きな功徳があるものがある。一つはブッダがその食事をとって、この上のない覚りを覚られた時のものであり、二つはブッダがその食事をとって、完全なニルヴァーナ(涅槃)に至った時のものである。鍛冶屋の息子チュンダの功徳は大きい。」と。

この話の後に、この偈を述べられたということです。

「わかち与える人には功徳が増大する。」、ブッダに布施することだけではなく、困っている人に、わかち与える人の功徳は増えるのです。わかち与えるとき、悪がなくなるからです。

「みずからを制するならば」とは、自分の悪を制することです。悪が怨みを作るから、悪を制するならば、怨まれることはないのです。

情欲と怒りと迷妄が悪です。






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