#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第27章 観察 30偈

30 青い幌(ほろ)をまとい、白い傘で覆われ、輻(や)が一つしかない車が回転して来る。結びつける紐もなく、軛(くびき)に結ぶ綱もなく、悩まされることなく、やって来るのを見よ。

(中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。)


*法津如来のコメント

岩波文庫の訳注には、「『出曜経』によると、「輻(や)が一つしかない車」とは、仏の説かれた「微妙の法」のことを言うのである。」と記されています。

「回転」とは説法をすることです。

輪廻の世界に結びつけるものはなく、自由を拘束する執著もなく、それゆえに悩まされることはない方を見なさいとということです。

だから、何ですか?と問われれば、そのような方がおられるのです。だからあなたもそのような方になれるということです。


この記事へのコメント

ノブ
2019年10月05日 22:49
青いホロと白い傘は、晴れた日の空を思い起こさせます。輻が一つしかないとは、つまり一つの事しか語らないと言う意味かなと思いました。通常、あちこちの方向に輻は伸びるものですが、そうではなくただ一つの方向を指す、と言う意味かも知れません。
この輻は、全方位的に広がる円盤状のものをイメージしました。
競技用の自転車に時々見られるような感じです。
或いはこれは羅針盤の様に、一方向を指すと言う意味にもとれました。

いずれにせよ、晴れた日の空、道を指し示す者(言葉)がやって来た(語られた)と言うことかなと思いました。
法津如来
2019年10月06日 04:43
ノブさん、コメントありがとうございます。

あなたの解釈で、この偈がいきいきしてきますね。