#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第27章 観察 35偈

35 これは安らかなよりどころである。これは最上のよりどころである。このよりどころにたよって、あらゆる苦悩から免れる。

(ダンマパダ192 これは安らかなよりどころである。これは最上のよりどころである。このよりどころにたよってあらゆる苦悩から免(まぬが)れる。) 

(中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。)


*法津如来のコメント

31偈、32偈のコメントに、「人々の恐怖はどこから来るのでしょうか?」と書きました。しかし、まだその解答を明らかにしていません。

今回はそれについて書いてみます。

ゴータマ・ブッダのおられた時、学生アジタさんがブッダにいくつか質問しましたが、その一つに「世間の大きな恐怖は何でしょうか?」という質問がありました。それがスッタニパータの第5章2「学生アジタの質問」に書かれています。その質問に対して、ブッダは「苦悩が世間の大きな恐怖である。」と答えました。人々は苦悩(苦しみ)を恐れ、それを避けながら生きているのです。つまり、苦悩(苦しみ)から恐怖がくるのです。

苦悩(苦しみ)から免れるものが、安らかなよりどころなのです。

苦悩(苦しみ)から免れるもの、それは何か? 四聖諦なのです。四聖諦を理解し、実践することで苦悩(苦しみ)から免れるからです。

山々、林、園、樹木、霊樹などをたよりにしても、苦悩(苦しみ)から免れることができないのです。