#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第28章 悪 5偈

5 孤独(ひとりい)の味、心の安らいの味あじわったならば、熱のような悩みも無く、罪過(つみとが)も無くなる、___真理の喜びの味をあじわいながら。

(ダンマパダ205 孤独(ひとりい)の味、心の安らいの味をあじわったならば、恐れも無く、罪過も無くなる、___真理の味をあじわいながら。)

(中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。)


*法津如来のコメント

「孤独(ひとりい)の味」のパーリ語を仏教用語で訳せば、「遠離(おんり)の味」になります。遠離の意味は、関わりを持たないこと、束縛がないことです。独居という意味もありますが、人と付き合わないということではありません。いわゆる孤独という意味ではありません。

孤独には、暗いネガティブなイメージがありますが、遠離には、束縛がなく、自由なのです。束縛は他人から束縛されるということもありますが、重要なことは、自分が自分を束縛していることを知ることです。これはなかなか気づきにくいことです。

プライド、主義、主張、人々はこれらに執著して、自分自身を束縛しているのです。

自分の執著を捨て、自由になれば、遠離の味を知って、心の安らぎを感じられます。悩みはなくなり、罪を犯すこともなくなるでしょう。