#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第28章 悪 8偈

8 かれは、心が静まり、(欲望が)止(や)み、ゆっくりと語り、ざわざわすることなく、悪いことがらを吹き払う。___風が木(こ)の葉を吹きはらうように。  

(テーラガーター2 かれは、心が静まり、(欲望が)止み、思慮して語り、ざわざわすることなく、悪いことがらを吹き払う。___風が木(こ)の葉を吹きはらうように。)  

(テーラガーター1006 かれは、心が静かに、やすまり、思慮して語り、心が浮つくことなく、もろもろの悪しき性質を吹き払う。___風が樹の葉を吹きはらうように。)

(中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。)


*法津如来のコメント

「かれ」とは、解脱した覚った人です。この偈はそのかれの様子を記述しています。

かれの心は、風のない湖のように波がなく静かです。欲望や怒りなどはないのです。話すときは、ゆっくり話します。相手がよく理解できるように、相手の心を波だてないように、思慮して話すのです。

「悪いことがらを吹き払う。」は、テーラガーター1006には、「もろもろの悪しき性質を吹き払う。」になっています。かれ自身には悪しき性質はないので、回りの悪しき性質、悪いことがらでしょう。

「吹き払う」は、何か特別のことをするのではなく、風が吹いて来るように自然に、衆生には悪いことがらに見えることがらが、良いことがらに変わることです。