#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第28章 悪 13偈

13 眼のある人は、不平等のようなことがらに勇敢に打ち克つ。___たとい何かが存在していても。賢者は、この命あるものどもの世界において、悪いことがらを全く避けるべきである。

(中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。)


*法津如来のコメント

パーリ語のウダーナ(感興のことば)の第5章の3の終わりに、次の偈が添えられています。

「眼ある者はあらん限りの努力をして険難を避けるように、賢者はこの世の悪を避けるべきである、と。」(講談社「ブッダの詩Ⅱ」より:渡辺愛子訳)

この経の概略は、世尊は当時から差別されていたらい病患者(スッパブッダ)の素質を見抜き、けして差別することなく、彼に法を説いた。彼は法に従って実践したが、牝牛にぶつかって命を失った。
しかし、世尊は、「彼は預流のものとなり、不退転となって、必ずや正しい悟りの境涯に赴くだろう」と語った。

すなわち、眼のある人とは解脱したブッダでありますが、ブッダはどんな悪、この場合は不平等に打ち勝って、法を説くということであります。それは良い結果を招くということであります。