#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第28章 悪 30偈

30 悪いことをしたときは気をゆるすな。その悪いことが、ずっと昔にしたことだとか、遠いところでしたことであっても、気をゆるすな。秘密のうちにしたことであっても、気をゆるすな。それの報いがあるのだから、気をゆるすな。

(中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。)


*法津如来のコメント

30偈で述べられていることは、ダンマパダ127(大空の中にいても、大海の中にいても、山の中の奥深いところに入っても、およそ世界のどこにいても、悪業から脱れることのできる場所は無い。)ということによります。

しかし、ダンマパダ173で、次のように述べられています。

「以前には悪い行ないをした人でも、のちに善によってつぐなうならば、その人はこの世の中を照らす。___雲を離れた月のように。」

この偈は、以前は殺人鬼であったアングリマーラが、ブッダに出会い、懺悔して、善によってつぐない、解脱した事にちなんんで、説かれたものです。

「気をゆるすな。」とは、「懺悔して、善によってつぐなえ。」ということです。