#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第28章 悪 34偈、35偈

34 悪いことをした人は、この世で憂え、来世でも憂え、ふたつのところで共に憂える。かれは、自分の行為が汚れているのを見て、憂え、悩む。

(ダンマパダ15 悪いことをした人は、この世で憂え、来世でも憂え、ふたつのところで共に憂える。かれは、自分の行為が汚れているのを見て、憂え、悩む。)

35 善いことをした人は、この世で喜び、来世でも喜び、ふたつのところで共に喜ぶ。かれは、自分の行為が浄(きよ)らかなのを見て、喜び、楽しむ。

(ダンマパダ16 善いことをした人は、この世で喜び、来世でも喜び、ふたつのところで共に喜ぶ。かれは、自分の行為が浄(きよ)らかなのを見て、喜び、楽しむ。)

(中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。)


*法津如来のコメント

来世のことはわからなくとも、この世のことはわかります。悪いことをした人の心はどうでしょうか? 喜んでいるでいるでしょうか、そんなことはないはずです。イライラ、ムシャクシャしているのです。それを忘れるために、酒を飲んだり、大騒ぎをしている人もいます。後悔して落ち込んでいる人もいるでしょう。犯罪を犯した人は捕まるかもしれないとビクビクして、不安です。

もし、来世があったら、そのような状態が来世も続くのです。つまり、ふたつのところで共に憂えることになるのです。ですから、悪いことはするべきではないのです。

来世のことはわからなくとも、この世のことはわかります。善いことをした人の心はどうでしょうか? 喜んでいます。なんとなく、心がうきうきします。善いことをして、よかったなと思います。善いことをした人の顔も声も態度も喜びに満ちています。このような人の周りにはやさしい生きものが集まってきます。

もし、来世があったら、そのような状態が来世も続くのです。こんな楽しいことはないでしょう。