#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第29章 ひと組みずつ 53偈

53 世の人々を誘(いざな)うために網のようにからみつき執著をなす妄執は、かれには存在しない。ブッダの境地はひろくて涯(はて)しがない。足跡をもたないかれを、いかなる道によって誘い得るであろうか?)

(ダンマパダ180 誘なうために網のようにからみつき執著をなす妄執は、かれにはどこにも存在しない。ブッダの境地は、ひろくて涯(はて)しがない。足跡をもたないかれを、いかなる道によって誘い得るであろうか?)

(中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。)


*法津如来のコメント

ダンマパダ180について、10年前に次のようなコメントを書いていました。
https://76263383.at.webry.info/200905/article_12.html

(以下引用)
 昨日、「朝顔はどのようにして離れた場所の支えを探してその支えに巻きつくのでしょうか?」と言う問いを書きました。皆さんは暇と余裕がないでしょうから、朝顔のつるの動きを一時間も観察できないでしょう。ですから、私の観察結果を書きます。朝顔は静かに本当にゆっくり右回りにつるを伸ばしながら、回っているのです。支えが遠くにあると初めは空振りしながら回ります。しかし、つるが伸びれば二回目の回転の時、つるは支えにぶつかります。そうするとつるは支えを軸にして右回りするのです。このようにして朝顔は支えを見つけて支えに巻きつくのです。

 さて、今回の詩とは直接関係はないのですが、ブッダが幾つかの経典で、(例:中部経典第76サンダカ経)修行者が話題にしてはいけない無駄話が具体的に書かれています。それは次の通りです。王国の話、盗賊の話、大臣の話、軍隊の話、恐怖の話、戦争の話、食べ物の話、飲み物の話、衣服の話、髪型の話、香料の話、親族の話、乗り物の話、村の話、町の話、都の話、国の話、女性の話、男性の話、英雄の話、道路の話、井戸端の話、先祖の話、四方山話、世界説、海洋説、有り無しの話、以上です。すべて欲や怒りや無知を増やす話なのです。

 この話題は私の為に書いたのです。最近の世界や日本の政治や経済の状況を見ると、世界は悪い方向に進んでいるように思えます。賢者は少なく、愚か者は多数です。いわゆる民主主義では愚か者の支持する世界になるのです。世界は良くなるはずはないのです。ブッダの禁止した無駄話、王国の話は政治の話です。しかし、これらに関心が向いてしまいます。

 このような時に私は、ダンマパダ124番から学びます。「傷ないと毒の中でも大丈夫 悪ない人に不幸は来ない 」http://76263383.at.webry.info/200903/article_27.html
(以上引用)

最近、ユーチューブで「れいわ新選組の山本太郎の街頭記者会見」というものをみて楽しんでいます。政治の話ですから、ゴータマ・ブッダの禁止した無駄話になるのですが、冷静にみれば、役に立つ話もあります。


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