#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第29章 ひと組みずつ 56偈

56 想(おもい)を払いのけて、心の内がすっかり静かになっている人は、すべての想い・執著を乗り超えて、束縛を離れ、未だ渡らぬ聖河合流霊域におもむく。

(中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。)


*法津如来のコメント

54偈は50偈と、55偈は53偈とほぼ同じですので省略します。

「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫の56偈の注には、「スッタニパータ7参照」とありますので、それを引用します。
https://76263383.at.webry.info/20130407/index.html

「想念を焼き尽して余すことなく、心の内がよく整(ととの)えられた修行者は、この世とかの世とをともに捨て去る。___蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。」

「想(おもい)」、スッタニパータでは「想念」と訳されています。これを無くすと心がしずかになります。想いが心を騒がしくしているのです。

「未だ渡らぬ聖河合流霊域におもむく」の意味はよくわかりませんが、スッタニパータを参考にすると、「この世とかの世とをともに捨て去る」ことであり、すなわち、ニルヴァーナ(涅槃)にいくことでしょう。



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