#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第30章 楽しみ 1偈

1 勝利からは怨みが起る。敗れた人は苦しんで臥す。勝敗をすてて、やすらぎに帰した人は、安楽に臥す。 

(ダンマパダ201 勝利からは怨みが起る。敗れた人は苦しんで臥(ふす)す。勝敗をすてて、やすらぎに帰した人は、安らかに臥す。)

(中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。)


*法津如来のコメント

山本太郎著「#あなたを幸せにしたいんだ」という本を読んでいたら、その中に元銀行員、元セブン・イレブン・オーナー三井義文氏のスピーチ記事が載っていました。かれの言葉の一部を引用します。

(以下引用)

私が大嫌いな言葉『勝ち組・負け組」、そんなもの絶対にないですからね。いいですか。誰も勝っていないし、誰も負けてない。だいたい勝っているやつに言いたいよ。あなたの洋服、だれが作ったんや。今、食べているビーフステーキ、誰が牛を育ててきたんだよ、と。全然わかってないと思います。
明治時代に (competition という英語が)入ってきて、福沢諭吉が競争という言葉を作ったことは、皆さんご存じですかね? 日本には(もともと)ないんですよ? 競争という言葉は。日本にあったのは切磋琢磨(せっさたくま)なんです。

(以上引用)

この文章を引用しましたのは、勝ち負けはあるように見えるけれども、本来勝ち負けはないのだと言いたいためですが、少しわかりにくいかもしれませんでした。

もう一つ、金子みすゞの詩を引用します。

(以下引用)

わたしと小鳥とすずと

わたしが両手をひろげても、
お空はちっとも飛べないが、
飛べる小鳥は私のように、
地面を速く走れない。

わたしが体をゆすっても、
きれいな音はでないけど、
あの鳴るすずはわたしのように、
たくさんな唄は知らないよ。

すずと、小鳥と、それからわたし、

みんなちがって、みんないい。

(以上引用)

以前、ダンマパダ201を子供のためにつぎのように訳しました。
https://76263383.at.webry.info/201004/article_3.html

勝てばうらまれるし
負ければくやしい
だから賢い人は
戦わずに仲良く生きる


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