#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第29章 ひと組みずつ 40偈

40 束縛から迷いの生存が生じ、束縛から離れることから迷いの生存が滅びる。聡明な人は生存の生じることとほろびることとのこの二種の道を知って、諸の束縛を超えるようなその境地を学べ。

(ダンマパダ282 実に心が統一されたならば、豊かな知慧が生じる。心が統一されないならば、豊かな知慧がほろびる。生じることとほろびることとのこの二種の道を知って、豊かな知慧が生ずるように自己をととのえよ。)

(中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。)


*法津如来のコメント

前回の39偈で、衆生は束縛によって迷っていると述べられましたが、今回の40偈では、そもそも迷いの生存(衆生)は束縛から生じたのだと説かれています。

しかし、束縛から離れることで、迷いの生存(衆生)が滅びると説かれています。これは、衆生が解脱して仏(ブッダ)になれるということですが、これができると言っているのです。

参考のために引用したダンマパダ282とは、後半の「生じることとほろびることとのこの二種の道を知って」という言葉が同じです。二種の道を知ることは解脱にとって重要な意味をもつことですが、それはスッタニパータ第4章大いなる章12、二種の観察 という経で詳しく述べられています。


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