#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第30章 楽しみ 27偈

27 尊い生まれの人(=ブッダ)は得がたい。かれはどこにでも生れるのではない。この英雄(=ブッダ)の生れる家は、幸福に栄える。 

(ダンマパダ193 尊い人(=ブッダ)は得がたい。かれはどこにでも生れるのではない。思慮深い人(=ブッダ)の生れる家は、幸福に栄える。)

(中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。)


*法津如来のコメント

「かれはどこにでも生れるのではない。」・・・この通りです。実際にどこの家でもブッダが生まれているわけではありません。ゴータマ・ブッダは王国の王子として生まれましたが、誕生してすぐに、母を亡くしました。その後、やさしい義理の母に育てられたのでしたが・・・。

ブッダはいわゆる幸福な家庭から生まれるとは限りません。むしろ、いろいろ問題のある家庭から生まれる可能性も多いのです。私が仏教について話した人々の中には、両親が離婚されている方も多いのです。実は、私の両親も私が12歳の時に離婚しました。現在では離婚は珍しくありませんが、当時は離婚は珍しく、それが恥ずかしく、決して人には言えませんでした。そのため、親友というものをつくれませんでした。

宗教や政治運動に関わる学生は、両親が離婚した人に多いとも言われています。人生について考えるようになるかもしれません。

しかし、「この英雄(=ブッダ)の生れる家は、幸福に栄える。」・・・これも本当です。ブッダのいる家は幸せです。これも恥ずかしいはなしですが、以前の私の家族は口喧嘩が多かったのですが、今ではそのようなことはありません。あるのは幸せだけです。もし、夫婦仲の悪いブッダがいたとすれば、そのブッダは偽物です。