#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第30章 楽しみ 47偈

47 怨みをいだいている人々のあいだにあって、われらはひとを怨むこと無く、いとも楽しく生きて行こう。怨みをもっている人々のあいだにあって、われらは怨むこと無く暮そう。 

(ダンマパダ197 怨みをいだいている人々のあいだにあって怨むこと無く、われらは大いに楽しく生きよう。怨みをもっている人々のあいだにあって怨むこと無く、われらは暮らしていこう。)

(中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。) 


*法津如来のコメント

怨みは、怒りが持続している状態です。怒りは一時的な状態なので、時間が経つと消えます。しかし、怨みはなかなか消えません。ですから、怒りでも心身に大きな負担なのですが、怨みがあると、心身に膨大な害毒を与えることになります。怨みの対象者ばかりでなく、関係のない人との人間関係も悪くなり、自分自身を傷つけているのです。病気になる場合も多いのです。いずれにせよ、楽しくは生きられないのです。

怨みを持たないことが、楽しく生きるコツです。

ダンマパダ5では、次のように説かれています。

「実にこの世においては、怨みに報いるに怨みを以てしたならば、ついに怨みの息(や)むことがない。怨みを捨ててこそ息(や)む。これは永遠の真理である。」(中村元訳)

「怨みを捨てるためには、どうしたらよいか?」と聞かれたのならば、次のように答えます。

相手を許すことです。過去を水に流すことです。

付け加えるならば、相手も完全な人間ではないのです。自分もいろいろな人にいろいろな過ちを犯してしまったことを思い出して、相手を許してください。

本当に相手を許した時、今までに感じたことのない感情があなたに湧き上がってくるでしょう。