#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第31章 心 14偈

14 屋根を粗雑に葺いてある家には雨が洩れ入るように、心を修養していないならば、高慢が心に侵入する。

(中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。) 


*法津如来のコメント

高慢の慢は、他人と自分を比較するという意味です。比較には、相手より自分を上に見る、相手と自分を同等に見る、相手より自分を下に見る、ということがあります。高慢は他人より自分を上にみることです。

高慢の人は、他人から嫌われます。また、高慢の人にも、世間は広いですから、必ず自分より上の人がいて、その人に対して卑屈になり、悩みや苦しみが現れるのです。

心を修養して、考え方を変えるならば、そもそも自分と他人と比較することができないことがわかるのです。

以前にも引用しましたが、金子みすゞの詩「わたしと小鳥と鈴と」を引用します。

(以下引用)

わたしが両手をひろげても、
お空はちっとも飛べないが、
飛べる小鳥はわたしのように、
地面(じべた)をはやくは走れない。

わたしがからだをゆすっても、
きれいな音は出ないけど、
あの鳴る鈴はわたしのように、
たくさんなうたは知らないよ。

鈴と、小鳥と、それからわたし、
みんなちがって、みんないい。

(以上引用)



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