#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第31章 心 30偈

30 人が快楽に耽り、官能にしたがい、心のままに動くならば、この世で名誉はいつもかれを捨て去る。___果実の落ちてしまった木を、鳥が立ち去るように。

(中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。) 


*法津如来のコメント

この偈はブッダの方便でしょう。「この世で名誉はいつもかれを捨て去る。」と言われていますが、ブッダは名誉には関心がないのです。

八世間法というものがあります。1利得、2不利得、3名誉、4不名誉、5非難、6賞賛、7楽、8苦、です。ブッダはこれらに関心がありませんが、衆生が一番関心のあることがらなのです。ですから、これらの事柄を通じて説法することができます。

名誉そのものは、どうでもよいのですが、衆生が名誉を得るために必要なこと、快楽に耽らないこと、官能に従わないこと、心のままに動かないことは、解脱に至るために必要なことなのです。

「心のままに動く」については、第31章5偈で解説しました。
https://76263383.at.webry.info/202002/article_6.html




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