#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第33章 バラモン 69偈

69 もしもバラモンが自分のつとめに関して彼岸に達した(=完全になった)ときには、真理を観ずるかれにとって、一切の感受は消滅するであろう。

(中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。)


*法津如来のコメント

前半の「もしもバラモンが自分のつとめに関して彼岸に達した(=完全になった)ときには、」は、前回の68偈と同じです。それを「修行者が、自分に必要な修行にはげみ、解脱して、ニルヴァーナ(涅槃)に達したときは、」と説明しました。

後半の「真理を観ずるかれにとって、一切の感受は消滅するであろう。」と書いてありますが、一切の感受が消滅しているから、真理が観えているということであります。

「一切の感受は消滅する」とは、感覚はあるが、快や不快を感じないということです。これにともなって、敵か味方か、善か不善かなどが問題にならないということです。また欲や怒りが現れなくなるのです。