#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第33章 バラモン 71偈

71 もしもバラモンが自分のつとめに関して彼岸に達した(=完全になった)ときには、真理を観ずるかれにとって、一切の煩悩の汚れは消滅するであろう。

(中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。)


*法津如来のコメント

「真理を観ずるかれにとって、一切の煩悩の汚れは消滅するであろう。」という言葉は重要です。

煩悩は悪いものだからこれを無くそうと思っても、無くすことははできないのです。煩悩は潜在意識の働きです。顕在意識ではどうすることもできないのです。しかし、真理を観ずることができれば、一切の煩悩をなくすことができます。

真理を観ると、潜在意識が納得するのでしょう。煩悩が自分の自由を拘束して、苦しめていることを知るのです。同時に、煩悩がその真実に気づかせてくれたことを知るのです。

そのことを、煩悩即菩提(ぼんのうそくぼだい)と言うのです。しかし、誤解しないように「煩悩=菩提(覚り)」ではありません。