#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第33章 バラモン 80偈

80 熱心につとめ瞑想しているバラモンにとって、これらの徳が現れるとき、諸の煩悩の消滅に近づくとき、かれの疑惑はすべて消え失せる。

(中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。)
 

*法津如来のコメント

「諸の煩悩の消滅」の煩悩について、この章の71偈で説明しました。
https://76263383.at.webry.info/202007/article_10.html

(以下引用)
煩悩は悪いものだからこれを無くそうと思っても、無くすことははできないのです。煩悩は潜在意識の働きです。顕在意識ではどうすることもできないのです。しかし、真理を観ずることができれば、一切の煩悩をなくすことができます。
真理を観ると、潜在意識が納得するのでしょう。煩悩が自分の自由を拘束して、苦しめていることを知るのです。同時に、煩悩がその真実に気づかせてくれたことを知るのです。
そのことを、煩悩即菩提(ぼんのうそくぼだい)と言うのです。しかし、誤解しないように「煩悩=菩提(覚り)」ではありません。
(以上引用)

昨日は、横浜にバンクシー展(天才か反逆者か)を見に行きました。そこに次の一文がありました。

‘THERE IS NOTHING
MORE DANGEROUS
THAN SOMEONE WHO
WANTS TO MAKE
THE WORLD A BETTER
PLACE’

(ある人が世界を良い場所にしようと望むことより危険なことはない。)

社会を良くしようと思って活動しても、それがよい結果になるとはかぎりません。それは多くの場合、他人を変えようとすることであり、それは他人にも自分にもよいことではありません。

ですから、社会を変えるのではなく、自分を変えることです。修行や解脱は個人の事柄です。

101匹目の猿現象ということがありますから、個人が変われば、社会もかわります。