石法如来の特別寄稿「『名称作用』と新型コロナ騒動」

SRKWブッダの説かれる教えは、難解と感じられる方が多いと思います。その中でも特に、「名称と形態」は難しい概念です。今日は、「名称作用」について少し考えてみたいと存じます。

「名称作用」に関連し、私は以前の記事(「マインドコントロール」2020.4.18投稿)において、「マインドコントロールという言葉は、日本ではオウム真理教事件の前後によく使われました。何度も何度も、同じ思想・教育・情報などを受容し続けると、個人が意思決定する際特定の結論に誘導されるというものです。」とし・・・。

「人生を振り返るならば、生まれたときから家庭においては家庭教育、学生になったら学校教育、社会に出たら社会教育と、この世の中を「上手く、そつなく、無難に」生きていけるよう、しっかりとマインドコントロールされて過ごしてきたことに気がつきます。「覚り=解脱」の修業を考えた場合、滅ばさなければならない「名称と形態」(nama・rupa)とは、自らの人生を辿る中で積み重ねた外部要因(マインドコントロール)〈=名称〉+出世時に保持してきた遺伝子情報(内部要因)〈=形態〉と捉えることが出来ます。」と書きました。

自らの人生を辿る中で積み重ねた外部要因(マインドコントロール)を名称作用に当てはめ、自ら(自分自身)に何をもたらすかと考えたとき、時に「煩い」をもたらすと想定したことは間違いありません。・・・今日は、名称作用とはどの様なものか?について一考しますが、理解しやすいよう「名称作用による煩い」に焦点を当てます。

SRKWブッダの『覚りの境地』には、「名称作用による煩いとは、個人的要因(個人的無意識を源とする)によって生起する煩いであり、その原因を理性的に認識するなどして知的に克服できるかあるいは軽減できる性質のものである。この名称作用にもとづく煩いは、対象の認知があってその後に恐れや嫌悪などの煩わしい感情が生起する性質を持っている。」(26頁「解脱」より引用)と説かれています。

問題は、個人的要因(個人的無意識を源とする)によって煩いが生起するということです(=それを、「名称作用による煩い」と称する。)が、『覚りの境地』引用文にぴったりな現象が、現在世界中を覆いかつ進行中である「新型コロナウィルス騒動」と観て、現実的かつ分かりやすいので参考に取り上げます。

日本における「新型コロナウィルス騒動」は今年2月3日、クルーズ船「ダイアモンド・プリンセス号」から始まりましたが、その報道は日に日に過熱し「新型コロナウィルスは未知のウィルスでとても怖い」とマスコミ等によって私達(日本国民)は連日恐怖心を煽られ続けました。

更に4月15日には、厚生労働省のクラスター(感染者の集団)対策班のN教授(北海道大教授・理論疫学)は、海外の流行を基に「1人が平均して感染させる人数(実効再生産数)を2.5人と仮定した。外出自粛要請などの対策を全く取らなかった場合、重篤患者数は15~64歳が約20万1300人、65歳以上の高齢者が約65万2000人で計85万3300人となった。何も対策をしなかった場合、重篤患者の49%が死亡すると予測。N教授は死者数を出していないが、単純計算で約41万8000人が亡くなることになる。」という試算を発表し国民の恐怖はピークに達します。

2020年新型コロナウィルスが騒動になって以降現在に至るまで、私達(個人的にも)はどれ程マスコミなどから恐怖を煽られ続けて来たでしょうか?・・・毎日毎日、ネガティブな情報を与えられ続け個人の無意識層にはしっかり恐怖心が植え付けられたことは想像に難くありません。
その無意識層から生起する「恐怖心(嫌悪)などの心情」こそ「煩い」そのものです。 

ただ、この新型コロナウィルス騒動に関して言うならば、「正しい情報を得て正しく判断する知恵」を得たならば、恐怖心(嫌悪)などは克服できる性質のものであると言えます。
現在進行形の新型コロナウィルス騒動は、全世界的な規模で起こっている騒動でありそれだけに人間の意識に受ける影響も大きなものがあり、理解しやすいと考え取り上げた次第です。

冒頭で私は、「人生を振り返るならば、生まれたときから家庭においては家庭教育、学生になったら学校教育、社会に出たら社会教育と、この世の中を「上手く、そつなく、無難に」生きていけるよう、しっかりとマインドコントロールされて過ごしてきたことに気がつきます。」と書きましたが、人間は生まれてから現在に至るまで日々多くの情報にさらされ、その中には「役に立つもの・立たないもの」あるいは「苦なるもの・楽なるもの」など雑多あり日々精神的に大きな影響を受けて生きていると言うことが理解出来ます。
微妙さを含みますが、それを私は個人の無意識層に影響を及ぼす「名称作用」と観ます。

(参考動画の紹介)
※ 新型コロナウィルスに関する正しい知識・・・井上正康(いのうえまさやす)氏
大阪市立大学医学部名誉教授:栄養エネルギー代謝・疲労科学、生活習慣病学、脳科学、災害科学
https://www.youtube.com/watch?v=4zBsSEN-xQQ
【井上正康オンライン現代適塾】PCR検査と免疫抗体 セミナー編2020.08.17


*法津如来のコメント

本日も石法の如来の特別寄稿を掲載します。
この特別寄稿はこの時期にかなったもので、読者の皆様の参考になるものです。
また、「名称と形態」の理解に役に立つものです。


この記事へのコメント

ノブ
2020年11月01日 01:14
記事と動画見ました。
気になったところを述べます。

先ず、動画では新型コロナ感染防止において、三密回避は無意味との説明を、人口密度を根拠に展開されておりましたが、この人口密度が、各国のどの地点における人口密度なのかが明言されていません。アメリカやロシアなど国土が広いのだから人口密度は下がるのは当たり前です。ほかのEU諸国も、国土の広さに比して人口は日本より少ないでしょう。しかしだからと言って、都市が存在しないわけではありません。都市部では日本と同じ様に人口密度は高いのです。そして、どの国も人口の多くは都市部に集中していることでしょう。この、国土に比した人口密度を根拠に三密回避の効果を無駄と評価するのは、推論としても大きな穴が空いているでしょう。まして科学的でも無い。

さらに、今年の日本国内におけるインフルエンザの流行は、例年に比べ極端に抑えられています。新型コロナとインフルエンザの違いはあれ、どちらもウイルス性の感染症です。
三密回避も含め新型コロナウイルス対策が、インフルエンザ流行の抑制もしていると言うことは、新型コロナ感染もインフルエンザ流行と同じ様に抑制されていると見るのが自然です。(2020年、欧米でのインフルエンザの流行度はパッと調べた限りでは知ることはできませんでした。)

あとは、東アジア人が、東アジア産の新型コロナウイルスに強いと言うのは、勘所としても、また理解としても、納得のいくところです。
しかしこの動画では、武漢から弱毒株が日本に来て、アメリカから強毒株が日本に来たと言っております。
この発言は、新型コロナウイルスの起源がどこにあるかと言う極めて重要なことに関わっています。
欧米で猛威を奮っている強毒株は、武漢から欧米に渡り欧米で変異したのか、武漢に存在する時から強毒性だったのか、大きな疑問です。陰謀論も囁かれる中で、中国がウイルス開発で生み出したとか、いやいや、アメリカから持ち込まれたんだとか言う話もあります。アメリカも何をやってもおかしくない国だし、中国共産党も信用度は高く無い。

恐怖心について。
マスコミを庇う訳では無いが、新型コロナで国内40万人死ぬと言う話も私は今が初耳でした。マスコミはネガティブな報道の方が稼げるので、そう言う傾向をもちますが、名色に関わる話であれば、人間は何故ネガティブな情報により敏感なのか?と言う所に焦点を当てる事になるのだろうと思います。