SRKWブッダ著「仏道の真実++」【女性の修行(その1)】(12)

(以下引用)

【女性の修行(その1)】(12)

 ◇ モヤモヤ解消

 心がモヤモヤするというのは、ある種の不全感に根ざしたものであることは間違いあるまい。したがって、達成感や充実感が出てくればモヤモヤは解消に向かう筈である。世人は、単純にそのように考えるかも知れない。

 そこで、ともかく自分が楽しめる仕事を見つけてそれに励んだり、あるいは趣味に没頭したりすることが行われることになる。しかしながら、何に没頭し、何を達成したとしても、根本のモヤモヤ感を解消することはできないであろう。

 と言うのは、根底のモヤモヤ感を解消するためには、どうしても心の外面と内面とを一致させる必要があるからである。ところが、世間の何を為しても、その完全な一致は不可能なのである。なぜならば、とくに人の内面にある根底の願いが世間のそれとは正反対の特性を帯びているからである。

 人の根底の願いとは、やさしくしたい、やさしくありたいということである。しかし、世間の楽しみは基本的に優劣や勝敗に関わっており、これとは相反している。このため、何を達成しても、モヤモヤ感を解消するどころか却って増大する結果を生じてしまうことになるのである。

 ただし、唯一、心の外面と内面とを一致させる道が存在している。それが仏道に他ならない。仏道だけが、人の根底の願いを外面的にも叶えようと実践する道だからである。そして、仏道はそれだけにとどまらず必ず甘露の実りをもたらすものである。このようなことから、仏道は決して裏切られることのない道であると説かれるのである。

 読者には、我田引水に聞こえるかも知れないが、首記の問題を解決しようとする人は必ずこの仏道に出会い、勤しむことになるであろう。人の明知が、それを為し遂げる元のものだからである。

(以上引用)


*法津如来のコメント

上記引用文の次の部分

「根底のモヤモヤ感を解消するためには、どうしても心の外面と内面とを一致させる必要があるからである。ところが、世間の何を為しても、その完全な一致は不可能なのである。なぜならば、とくに人の内面にある根底の願いが世間のそれとは正反対の特性を帯びているからである。」
の、具体的内容は次の引用文に続きます。

「人の根底の願いとは、やさしくしたい、やさしくありたいということである。しかし、世間の楽しみは基本的に優劣や勝敗に関わっており、これとは相反している。このため、何を達成しても、モヤモヤ感を解消するどころか却って増大する結果を生じてしまうことになるのである。」

これをもう少し説明します。

心は自分の根底の願いがやさしくしたい、やさしくありたいことであることを知らないのです。それはなぜかというと、心の名称作用と形態作用によって、自分は他の者より勝ることを願っているだと思い込んでいるのです。

心の名称作用と形態作用については、数日前の1月18日のこのブログ記事で説明しました。
https://76263383.at.webry.info/202101/article_19.html

このことを理解する道が仏道でありますので、根底のモヤモヤ感を解消する道は仏道なのです。


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