「初心忘るべからず」

これは、能を大成した世阿弥(ぜあみ)の言葉です。普通はこれを始めの志を忘れてはいけないという意味につかわれますが、世阿弥は、人生の中にいくつもの初心があると言っています。若い時の初心、人生の時々の初心、そして老後の初心。それらを忘れてはならないというのです。

今回は、このブログを始めた初心を振り返ってみます。

このブログは2008年6月21日に始めました。
https://76263383.at.webry.info/200806/article_1.html

「悪業の結果を 善行為で止めた人は 雲をはなれた月のように 世の中を明るくする」
(ダンマパダ173)

の解説をしました。2004年に60歳で出家して、パーリ語を学び、その4年後、原語でダンマパダを読むことができるようになった頃、このブログを始めましたのでした。この訳は私のパーリ語からの直訳です。

当時は、仏道修行には、パーリ語を学び、経典をパーリ語で読む必要があると考えていたようです。

ちなみに、中村元訳を引用します。

「以前には悪い行ないをした人でも、のちに善によってつぐなうならば、その人はこの世の中を照らす。___雲を離れた月のように。」(岩波文庫「真理のことば・感興のことば」より)



この記事へのコメント

ノブ
2021年02月06日 17:17
悪い因縁のある時に、善を為してそれを止めるならば、雲を離れた月の様に世を照らす。

忍耐や勇気、自制、清浄、そう言った善の相を現す時に、世の姿も正しく見えるのかなと思いました。