砂糖には麻薬なみの依存性あり

昨日、「特に甘いものの取りすぎは、いろいろ問題があります。」と書きましたが、その具体例として、

「砂糖は麻薬並みの依存性あり! ジュースの飲みすぎは危険!?」という記事を紹介します。
https://www.mrso.jp/colorda/medical/3115/

この記事は白澤卓二氏、アンチエイジング研究の第一人者で、順天堂大学院医学研究科で教鞭を取っている方です。

コーラなどの炭酸飲料やスポーツドリンクに含まれる砂糖や果糖などの糖質は肥満を引き起こし、歯を溶かすことはよく知られていること。

砂糖の多いソフトドリンクは、WHO(世界保健機関)/FAO(国連食糧農業機関)の2003年のレポートでも肥満と虫歯が増加すると指摘されている。しかも飲料水中の砂糖の濃度が一定濃度を超えると中毒症状を示し、麻薬並みの依存性が発生することが動物実験で示されたとしています。

さらに、砂糖中毒により、人間の行動や社会性が変容する可能性もある。実際、米国では炭酸飲料水の飲み過ぎで若者が「攻撃的」になっている可能性が指摘されているのだと述べています。

要略は以上ですが、砂糖などの糖質が人間の精神に与える影響を考察します。

脳が血糖値低下を感知すると、副腎、膵臓、下垂体、甲状腺に働きかけ、副腎はアドレナリンとコルチソールを、膵臓はグルカゴンを、下垂体は成長ホルモンを、甲状腺は甲状腺ホルモンを分泌して、すばやく血糖値を正常にもどします。

血糖値の低下は生命の危機なので、アドレナリンなどの五種類のホルモンが分泌されるのですが、これは精神の興奮状態を作るのです。これがいわゆるキレやすい人間をつくるのです。

血糖値が高くなるとインシュリンが分泌されますが、インシュリンの本来の目的は、血糖値を下げるというよりは、体に余分は糖質を脂肪に変えて蓄積するためのものです。(人類の長い歴史の中では、高血糖という状態はほとんどなかったのです。)

それでも血糖値が上昇すると、インシュリンが分泌されますので、血糖値が下がり、そうするとアドレナリンなどが分泌され、体と精神が興奮するのです。アドレナリンは怒りのホルモンというべきものなのです。

この異常な繰り返しは、インスリン抵抗性という現象をひきおこします。

すい臓からインスリンが血液中に分泌されていても肝臓、骨格筋、脂肪組織でのインスリンに対する反応が鈍くなっている(感受性低下)ために、インスリンの血糖を下げる働きが十分に発揮されない(インスリンの効きが悪い)状態のことです。

空腹時に甘いものを食べると、血糖値が急上昇し、インシュリンが過剰に分泌され、アドレナリンなどのホルモンが過剰に分泌され、精神の安定がそこなわれます。

血糖値の安定は精神の安定に繋がるのです。