「無意識がわかれば人生が変わる」

「無意識がわかれば人生が変わる」という本を読みました。

慶應義塾大学大学院教授前野隆司氏と合同会社CCC代表由佐美加子氏の共著でワニ・プラスから2020年6月に出版された本です。

この本の目次は次の通りです。

まえがき 心はどこに行くのか
第1章 メンタルモデルと無意識
第2章 無意識を支配する4通りのプログラム
第3章 分離から統合へ
第4章 無意識を整えるこれからの学び
終章  メンタルモデルは無意識を知り、生を取り戻す4つのレンズ
あとがき 進化のときが来た

この本の帯には次のようなことが書かれています。

「現実」は4つのメンタルモデルから作り出される
なぜ、こんなことが起こるんだろう・・・
生きている不安、恐怖、仕事や人間関係の悩み・葛藤を抱えるすべての人へ。
そんな「不本意が現実」を生じさせているのは、無意識のメカニズムです。

4つのメンタルモデルとは次の通りです。

1 価値なしモデル
  「やっぱり自分には価値がない」→ 他人軸で生きるため、自分がなくなる

2 愛なしモデル 
  「やっぱり自分は愛されない」→ 人に過剰に尽くして自分の真実をいきられない

3 ひとりぼっちモデル
  「しょせん自分はひとりぼっちだ」
   → 常に自分や人、世界を割り切って捉え、なくならない孤独を抱える

4 欠陥欠損モデル
  「やっぱり自分はダメだ」→ 人のなかで安心して自分でいられない。心の平安がない

さらに、この本は「人間は、小さいころに体験した『痛み』を避けるための信念を無自覚に持っている。その信念から、人生におけるすべての行動が自動的につくり出されている。しかし、その自覚はなく、自分が日々やっていることを「良いことだ」「意味のあることだ」と頭で正当化している。」と述べています。

この本の結論は、このような無意識のメカニズムを受容してすること、これが統合ということのようですが、それで人生は楽になり、幸せになるということです。

最後に、法津如来のコメントが必要でしょう。

あなたの無意識はこのモデルの通りではないでしょうが、あなたの無意識を発見する参考になります。

無意識は自覚できないので無意識なのですが、それを発見し、克服することが仏教でいう修行です。

また、このブログで何度も言及した「名称(ナーマ)と形態(ルーパ)」で言えば、名称(ナーマ)の克服ということになります。