遺伝子の作用によって覚るのか?

ほとんどの生命は遺伝子の作用によって生きていますが、それについては自覚されません。

遺伝子の作用は無意識の世界での働きなのです。

しかし、持っている遺伝子の全ての機能が働いているわけではなく、遺伝子の一部の機能しかオンしてないと言われています。

多くの遺伝子の機能は眠っていて、例えば危機的な状況に遭遇するとき、眠っていた機能がオンするのだと言われています。

そのことを、人間が覚るということと結びつけて考えると、覚りに必要な遺伝子が目覚めるということになるのでしょう。

このことに関してはもう少し複雑で、通常の人間の遺伝子はなんとしてでも生きるために作用するのですが、覚るためには、誤解を恐れずに言えば、なんとしてでも生きるということを放棄するようなことをするのです。

これは、生きることへの執着を離れるということです。

しかしいずれにせよ、遺伝子の作用をオンにしたり、オフしたりすることは、無意識の世界のことでありますから、人間の恣意的な思いではできないのです。

ではどうしたらよいのでしょうか?

般若心経には、般若波羅蜜多、すなわち仏の智慧によって、覚ると述べられています。

これをSRKWブッダは、善知識(善友)の発する「法の句」を聞いて覚ると述べています。

般若波羅蜜多、仏の智慧、「法の句」などが、一大事の因縁により遺伝子に作用するのでしょう。