負けるが勝ち

先日、近所の図書館に行って書棚の本を見ていたら、

「『負けるが勝ち』の生き残り戦略 なぜ自分のことばかり考えるやつは滅びるのか」とう本が目に入りました。

この「負けるが勝ち」を見て、四十数年前のことを思い出しました。

子供達が喧嘩をしているときに、「負けるが勝ち」だからと言って、年上の子供に喧嘩をやめさせるために、

「負けてやりなさい」と言ったのでした。

兄の方は「どうして負けるが勝ちなのか?」と聞き返してきました。

その時、若い父である私は答えられなかったのです。

さて、今ならば、私は何と答えるでしょうか?

辞書的には、「一時は相手に勝ちを譲り、しいて争わないのが、結局は勝利をもたらすということ。」などと書いてあります。

しかし、いろいろな解釈が可能です。

ですから、これが正解だとはいえません。

その解釈は、その人の認識の深さに関係しています。

つまり、その人の境地によるのです。あなたは、どのように解釈しますか? 

少し考えて下さい。

ヒントになる考え方を示しましょう。例えば、親と子供で将棋をするとしましょう。

親は子供に将棋を教えるのが目的です。親はわざと負けるのです。子は勝って喜びます。

子供はまた将棋をやろうといいます。この時、親は目的を達したので、勝ったのです。

しかし、親が真剣になって、子供に勝ったとします。子供は将棋はつまらなくなって、将棋をやめます。

この時、親は負けたのです。

また他の考え方は、勝負に勝った者は喜びますが、負けた者は悲しみます。

勝った者は、油断して、次は負けてしまうかもしれません。

負けた者は悔しいので、なぜ負けたのか考えて、次は強くなれます。

ですから、負けるが勝ちなのです。

さらに、次のような考え方もあります。

勝者は敗者によって成り立っていることを知ることです。

敗者がいなければ勝者はいないのです。

そもそも、勝者も敗者もいないのです。

ただ、勝者だとか、敗者だとかと思っているだけなのです。

勝者が幸せで、敗者が不幸だということもないのです。

いかがでしょうか?

あなたはどのように考えるのでしょうか?