石法如来の特別寄稿:大学通信教育(その2)

通信教育の楽しみは、何と言ってもスクーリングです。私の場合、古都京都の本学校舎において仏教学の専門家から直接授業を受けられるという、又とない機会を得られるからです。
スクーリングには旅費が掛かりますが、当時私は学生の身分を持っていたので「学割(学生割引)」がききます。遠距離のチケットを購入する場合、低価格で購入できる特典は本当に有り難く感じました。
 
細部は忘れましたが、当時私の住む釧路から関西国際空港へは直行便がありとても便利でした。関西国際空港で覚えているのは、空港の建物から一歩外に出たときの別世界の暑さです。・・・それは、暑さの壁として自分自身の目の前に立ちふさがったかのようなイメージで、北海道では経験できないものでした。
 
佛教大学の場合、土日を利用した学外スクーリングも頻繁に実施されており、私の場合札幌開催のスクーリングに参加し単位取得に努めました。学外スクーリングで単位を取得していると、夏期スクーリングは2週間前後連続参加すれば良かったと記憶しています。
一番思い出に残るのは、何と言っても最初の年(一年生時)のスクーリングで、観光バスに新入生を乗せオリエンテーションと称し、京都の観光地巡りをさせて頂いたことです。
 
記憶に残っているのは、嵐山にある「化野念仏寺(あだしのねんぶつじ)」です。このお寺には、石を積んだ奇妙な工作物があり一種異様な雰囲気を醸し出しています。
伝承によると「弘仁2年(811年)、空海が当地に野ざらしになっていた遺骸を埋葬して供養のために千体の石仏を埋め、五智如来の石仏を建てて五智山如来寺を建立したのに始まるとされる。その後、法然が念仏道場を開き、名称も念仏寺となったという。」(以上、「フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』」から引用)とあります。
https://travel-noted.jp/posts/14306
 
ここのお寺は、私が最初仏教を始めたときに学んだ密教に関係の深い弘法大師空海と、佛教大学が浄土宗を開かれた法然上人の教えを根幹に据えた学びの場であるという、二つの共通点を有するお寺ということで記憶に残っております。
 
あと嵐山で、記憶に残るのは「竹林の道(ちくりんのみち)」です。ここは、「大河内山荘から野宮神社の間を約200メートルにわたって続く風情のある小道です。周辺には嵐山や世界遺産の天龍寺などがあります。竹林の道は京都嵐山の代表的な観光名所のひとつで、嵐山を訪れた際には是非立ち寄って頂きたい観光スポットです。」(以上、「京都トラベルナビ」から引用)とあるように、風光明媚な名所です。
 
夕方、校舎に戻ると通信教育学部の学校祭があり催し物を楽しむことが出来ました。当時、佛教大学の社会福祉学科は、単位取得し卒業すると社会福祉士の受検資格が得られると言うことで、全国から沢山の医療関係者が資格取得を目指し参加していました。
 
まさか、初めてのスクーリングで学校祭参加とは、と言うことで大変感激しましたがその後北海道から参加の学生が集まり近くの居酒屋で打ち上げが行われました。
百人近くの学生が参加し、「随分来ているものだと」と驚いたものです。その中で一番印象に残っているのは、「大学の4回生を、4年ほど続けている」という札幌から来られている年配の学生です。
 
彼は、同じ仏教学科らしいのですが卒業論文のみ残すだけで、大学の行事が楽しいからとずっと(約8年?)在籍していると言っていましたが、さすがに大学というところは個性ある学生も先生方も多いものだと感心しました。また、一番記憶に残ったのは仏教美術(芸術)を教える先生で、授業の際必ず羽織袴着用で出てくる男性講師の存在です。
 
スクーリング期間は、短期間に多くの学生が集まるため本学の先生方だけでは授業を捌ききれないので、他の学校などから臨時講師を多数依頼していたようです。
個性派揃いの講師陣、やはり大学というところは高校とはまるで違う、ある意味「とても面白い」専門教育の場なのだと改めて感心したことを思い出します。


*法津如来のコメント

「今朝はブログに何を書こうかな?」と思うとき、石法如来の寄稿は大変ありがたいです。

今回も楽しい原稿を送って頂きました。ありがとうございます。