#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第32章 修行僧 33偈

33 この世は熱のような苦しみが生じている。個体を構成する(五つの)要素(=五蘊)はアートマンではない、と考える。ひとは「われはこれこれのものである」と考えるそのとおりのものとなる。それと異なったものになることは、あり得ない。

(中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。)


*法津如来のコメント

「この世は熱のような苦しみが生じている。」・・・この事実は、コロナウイルスの出現で明らかになっています。

この苦しみの原因を明らかにする必要があります。この原因は二つあります。一つは社会の仕組み、もう一つは心の仕組みです。これらの仕組みが狂っているから、この世に苦しみが生じているのです。

この世の苦しみをなくすためには、この二つの仕組みの両者を正す必要がありますが、心の仕組みを正すことによって、この世の苦しみから脱出した人々がいます。それらの人々は仏、ブッダと呼ばれています。

今回の偈では、心の仕組みを正すための、前提になる考え方が述べられています。

「個体を構成する(五つの)要素(=五蘊)はアートマンではない、と考える。」・・・苦を感じている個体の構成要素はアートマン(我)ではない、すなわち私ではという考え方です。

すなわち、私の肉体、私の感覚、私の想い、私の潜在意識、私の認識は、このどの一つも自分が思っている確固たる固定した私ではないということです。

「『われはこれこれのものである』と考えるそのとおりのものとなる。」・・・これは事実です。ここで、「考えるそのとおりのもの」とは自分が自覚していなくとも、潜在意識が考えていると考えているその通りのものになるのです。ですから、注意が必要です。




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