#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第33章 バラモン 53偈

53 糞掃衣(ふんぞうえ)をまとい、諸の欲望を省みることなく、樹の根にあって瞑想する人、___かれをわれは<バラモン>と呼ぶ。

(中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。)


*法津如来のコメント

糞掃衣(ふんぞうえ)とは、捨てられたぼろ布を縫い合わせ、草の根で染めた布で作った衣(ころも)のことです。この意味は、貧しい衣類でも満足することです。すなわち衣類に頓著しないことです。

「諸の欲望を省みることなく」とは、衣類のみならず、食べ物や住まいに関しても、贅沢なものは求めず、あるもので満足し、それらに執著しないことです。

「樹の根にあって瞑想する」、瞑想するというと、特にここでは、「樹の根にあって」とありますから、樹の下に座って、眼を閉じて心を落ち着かせるという意味に取れますが、「瞑想」と訳された言葉は古代インド語では、心を育てる、修行するという意味です。

ただ瞑想すれば、覚ることができると考えるのは間違いです。覚りは、因縁によって、功徳を積むことによって起こる現象ですから、「糞掃衣(ふんぞうえ)をまとい、諸の欲望を省みることなく、樹の根にあって瞑想する人」を、ただちに真のバラモンと呼ぶことはできないでしょう。

今日からは東京からの発信です。昨日北海道から東京に帰ってきました。



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