SRKWブッダ著「仏道の真実++」【女性の修行(その2)】(2)

(以下引用)

【女性の修行(その2)】(2)

 ◇ 本当の友達

 その人は、私のことを自分の家族であるかのように接してくれ、さらには自分自身のことのように気遣ってくれる。その人こそ、本当の友達である。もちろん、そのような友達があることはとても幸せなことであるが、それによって真のしあわせに達することができるわけではない。

 ところが、自分が他の誰かにとっての本当の友達として振る舞うならば、それは誰かがしあわせの境地に達するための機縁を提供したことになる。何となれば、その様子を目撃した誰かがそのことを縁として解脱する可能性があるからである。つまり、この場合、自分が他の誰かの善知識として機能したことになるわけである。

 そして、他の誰かにとっての本当の友達として振る舞う人は、別の人が同じように振る舞う様子を目撃したときに、今度は自分自身が解脱する可能性が高くなる。要するに、功徳を積むことがさらに大きな功徳を積むよすがとなる所以である。

 善き人には、善き人が集う。真実を求める人の前には、真実が開顕され得る。これは、不滅の真理である。そこには、浄らかな場が形成されるであろう。そうして、因縁によって一人ずつしあわせの境地へと至ることになるのである。

(以上引用)


*法津如来のコメント

今回は、「『神々との対話(サンユッタ・ニカーヤ)』の第4章 第1節 善き人々と共に」(岩波文庫:中村元訳)を引用します。

(以下引用)

1 わたしは、このように聞いた。あるとき尊師は、サーヴァッティー市のジェータ林・<孤独なる人々に食を給する長者>の園に住んでおられた。

2 そのとき多くのサトゥッラパ群神たちは、世が更けてから、容色うるわしく、ジェータ林を遍く照らして、尊師のもとにおもむいた。近づいてから、尊師に挨拶して、傍らに立った。

3 傍らに立った或る神は、尊師のもとで次の詩をとなえた。___
 「ただ善き人々と共におれ。
  ただ善き人々とだけ交われ。
  善き人々の正しい理法を知って、ひとは、より良きものとなる。より悪き者とはならない。」

4 ついで、他の或る神は、尊師のもとで次の詩をとなえた。___
 「ただ善き人々と共におれ。ただ善き人々とだけ交われ。
  善き人々の正しい理法を知るならば、智慧が得られる。そうでなければ、得られない。」

5 ついで、他の或る神は、尊師のもとで次の詩をとなえた。___
 「ただ善き人々とともにおれ。ただ善き人々とだけ交われ。
  善き人々の正しい理法を知ったならば、憂いのさ中にあっても憂えない。」

6 ついで、他のある神は、尊師のもとで次の詩をとなえた。___
 「ただ善き人々と共におれ。ただ善き人々とだけ交われ。
  善き人々の正しい理法を知ったならば、親族のあいだで輝く。」

7 ついで、他の或る神は、尊師のもとで次の詩をとなえた。___
 「ただ善き人々と共におれ。ただ善き人々とだけ交われ。
  善き人々の正しい理法を知ったならば、人々は善い境地におもむく。」

8 ついで、他の或る神は、尊師のもとで次の詩をとなえた。___
 「ただ善き人々と共におれ。ただ善き人々とだけ交われ。
  善き人々の正しい理法を知ったならば、人々はいつまでも安立するであろう。」

9 ついで、他の或る神が、尊師に向かって次のように言った。___「尊師さま。みごとにとなえられたのは、だれの詩でしょうか?」
[尊師いわく、___]
「そなたらは、すべて、順次みごとに詩をとなえた。しかし、わたしの詩にも耳を傾けよ。

 ただ善き人々と共におれ。ただ善き人々とだけ交われ。
 善き人々の正しい理法を知ったならば、すべての苦しみから脱れる」と。

(以上引用)


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