長短も微細粗大も浄不浄 関心ない人彼はバラモン

ダンマパダ 409

この世において、それが長、短、
微細、粗大、清浄、不浄にかかわらず
与えられないものを取らない人
彼を私はバラモンと呼ぶ


○この詩から学ぶこと

 「与えられないものを取らない」とは、人として守るべき道徳である五戒の一つではありますが、この戒律を守る人はバラモンと呼ぶというのは、既にバラモンについて大きな課題を与えられていることを考えると、少し基準が甘いのではないかと考える人はいませんか。

 確かに、そのように思う方はいると思いますが、私は、この詩において前半二行が重要な意味を持つと考えています。

 「この世」は現象の世界です。現象の世界は相対の世界です。長があれば必ず短があるのです。同様に、微細があれば粗大があります。また、清浄があれば不浄があるのです。少し理屈ぽくいうと、短がなければ、長がないのです。逆も同じで、長がなけれは短がないのです。もし長があったとしても、長だけであればそれが長か短か判断できないのです。微細・粗大、清浄・不浄についてもその他の事柄の評価についても同様なのです。

 しかし、愚か者は、そのどちらかに価値をおいて、ある時はそのどちらかを欲しがるのです。そして、それが高じると、与えられてないものも欲しくなって、与えられていないのに取ってしまうという結果になるのです。

 一方、賢者はその事実を知って、すべての事物に価値を置くということをしません。ですから、それを特別の欲しくなるということがないのです。この賢者は無執着なのです。それならば、彼は当然バラモンと呼ばれるべきでしょう。

○長短も微細粗大も浄不浄 興味ない人彼はバラモン

~生きとし生けるものが幸せでありますように~
~生きとし生けるものの悩み苦しみがなくなりますように~
~生きとし生けるものの願いごとが叶えられますように~
~生きとし生けるものに悟りの光が現れますように~

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