神々も音楽神も人間も死後のわからぬ彼はバラモン

ダンマパダ 420

神々も音楽神も人間も
死後の行方がわからない
煩悩の消えた阿羅漢
彼を私はバラモンと呼ぶ



○この詩から学ぶこと

 今回の420番と前回の419番の詩の因縁物語について述べましょう。釈尊と同時代にワンギーサという男がいました。彼は死んだ人の頭をたたいて、その人がどの世界に輪廻転生したか言い当てる超能力を持っていました。彼の仲間が彼の能力を利用して、人々からお布施を集めることを始めました。そうしたある時、ワンギーサは釈尊のうわさを聞き、釈尊の能力に挑戦に出かけました。

 釈尊は彼の意図を知り、弟子たちに、地獄、畜生、人間、天界に輪廻転生した死人の頭蓋骨を持って来させました。そして最後に阿羅漢の頭蓋骨を持って来させました。ワンギーサはそれらの頭蓋骨をたたいて、死後のどの世界に輪廻転生したかを言い当てました。そのつど釈尊は彼をほめました。しかし、最後の阿羅漢の頭蓋骨についてはどちらに行った分かりませんでした。

 ワンギーサは釈尊に、どちらに行ったか分かる方法を教えてくれるように頼みました、しかし、釈尊は、出家して、修行しなければ教えられないと断りました。そこでワンギーサは釈尊のもとで出家して、修行し、その後しばらくして、阿羅漢になりました。彼は輪廻から解脱したので、阿羅漢の死後について分かりました。

 その時、釈尊は比丘たちに「生きものの死と再生をすべて知り、執着なく幸せな悟った人、彼を私はバラモンと呼ぶ。神々も音楽神も人間も、死後の行方がわからない煩悩の消えた阿羅漢、彼を私はバラモンと呼ぶ。」と説法しました。つまり、阿羅漢の死後については阿羅漢以外には分からないのです。

 蛇足ではありますが、この詩の言いたいことは、修行して煩悩がなくなると阿羅漢になること、阿羅漢になると苦しみの世界である輪廻から抜け出るということです。


○神々も音楽神も人間も死後のわからぬ彼はバラモン



~生きとし生けるものが幸せでありますように~
~生きとし生けるものの悩み苦しみがなくなりますように~
~生きとし生けるものの願いごとが叶えられますように~
~生きとし生けるものに悟りの光が現れますように~

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