残念だ愚者の考え自己破壊 愚かな考え幸福壊す

ダンマパダ 72

愚か者が考えることは
彼に害になる
愚か者の幸福を害し
彼の頭を破壊する


○この詩から学ぶこと

 愚か者とは、自分が正しいと思っている人です。自分のことが分かっていない人です。普通の人は大体このような人なのです。しかし、自分がもしかしたら、このような人間かも知れないと気づき始めれば、その人は愚か者から脱出して賢い人になれますので安心して下さい。

 もう少し、愚か者について検討してみましょう。愚か者の考え方は、理性的な考え方はしません。感情的に考えるのです。感情的に考えるとは、好きか、嫌いか、関係ないかで考えるのです。この考え方は非常に主観的で、事実から離れています。事実はその人の好きか嫌いから離れて存在しているからです。そのような考え方で判断した行動はたいて間違うのです。間違った判断から生まれた行動は、問題を起こし、混乱を招きます。ですから、彼はいつもとトラブルの中にいて困っています。決して安心できる幸せな状態ではないのです。トラブルが続けば、彼は心身とも破壊されてしまうことになるのです。

 自分が愚か者であることに気が付けば、自分の考え方は間違っているかも知れないと思えます。
今までの感情的な考え方を改めるきっかけができます。好き、嫌い、無関心で判断するのではなく、理性的に判断しようと思います。直にできなくとも考えに柔軟性ができます。これで、トラブルに巻き込まれることを防ぎます。

 好き、嫌い、無関心に基づく判断は、欲と怒りと無知に由来します。ですから心から欲と怒りと無知がなくなるように努力する必要があるのです。具体的には八正道を実践することですが、参考のために、いくつか実践方法を書きます。

1.欲については、欲しいかどうかと考えるのではなく、必要かどうかで判断する習慣を身につけること。欲しいと思ったら、直ぐ必要かどうか考えること。「少欲知足」(欲を少なくして、あるもので満足すること)に心がけること。

2.怒りについては、怒りは猛毒であることを知ること。どんな怒りも悪行為であり、必要な怒りや正義の怒りなどはないと知ること。慈悲の瞑想を毎日行うこと。

3.無知をなくし、智慧を養成することためには、気づき(サティ)のある日常生活を送ること。ヴィパッサナー瞑想を実践すること。

○残念だ愚者の考え自己破壊愚かな考え幸福壊す

~私は幸せでありますように~
~私の親しい人々が幸せでありますように~
~生きとし生けるものが幸せでありますように~
 

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