比丘なのに悪いことするわがままな彼らは業で地獄に再生

ダンマパダ 第22章 地獄 307

首に袈裟をまとって悪を行ない
野放図の者たちが多い
彼ら悪人たちは悪業によって
地獄に生まれ変わる


○この詩から学ぶこと

 この詩は出家者について述べられたものです。同じ悪行をしても、出家者は在家の人より罪が重いのです。なぜならば、在家者は、出家者が修行して、心を清め、悟りを開き、人々に生き方を教える人になることを期待してお布施します。その御陰で、出家者は生きて行けるし、修行できるのです。それなのに、その期待に反して、悪いことをし、わがままな出家者でありことはとんでもないことなのです。その点に関し、「シガーラ教戒経」から引用して具体的に述べてみましょう。

 在家者の出家者に対する5つのお勤め
1.慈しみにもとづいた身体の行為をします。(出家者にたいして、乱暴にしてはいけません。)
2.慈しみにもとづいた言葉で話します。(出家者にたいして、怒ってどなったりしてはいけません。)
3.慈しみにもとづいた考え方をします。(出家者のことを考えるときも、「いつも助けてくれる、とても大事な存在だよ」と、慈しみの心で思わないといけません。)
4.出家者に家の扉を開けておきます。(出家者が何か必要なものがあったら、すぐに用意できるように扉を開けておくのです。)
5.食事をお布施します。

 出家者が在家者に対する6つのお勤め
1.悪いことをやめさせる。
2.善いことをさせる。
3.善い心で心配してあげる。
4.聞いたことのない真理を教えてあげる。
5.真理を知っているか、覚えているか、調べてあげる。
6.天国への道を教えてあげる。
     (スマナサーラ長老 著「ブッダの青年への教え」p219~p221より)

 出家者に対し在家者は上記の勤めようとしているのに、また出家者は在家者に対して上記の事柄をすべきであるのに、それに反して悪いことをし、わがまならば、地獄に生まれ変わるのは当然だというべきでしょう。

○前回の「この詩から学ぶこと」

http://76263383.at.webry.info/200809/article_25.html
 袈裟をまとって悪行すればその悪業で地獄行き

○この詩の原文(パーリ語)及びその読み方と意味

カーサーワカンター バハヴォー
Kāsāvakaṇṭhā      bahavo,
袈裟を首に       多い
パーパダンマー アサンニャター
pāpadhammā    asaññatā;
悪を行い      無制御の者
パーパー パーペーヒ カンメーヒ
Pāpā     pāpehi     kammehi,
悪人は   悪い     業で
ニラヤン テー ウパパッジャレー
nirayaṃ  te    upapajjare.
地獄に 彼らは 再生する

○比丘なのに悪いことするわがままな彼らは業で地獄に再生

~私は幸せでありますように~
~私の親しい人々が幸せでありますように~
~生きとし生けるものが幸せでありますように~

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