煩悩の 流れを断って バラモンよ 人の知れない 境地に至れ(383)

○子供のためのダンマパダ。
・・・
親が偉いから、
子供が偉いわけではないよ。
その子がやさしいか、
賢いかでしょう。


○パーリ語原文と訳語

チンダ   ソータン  パラッカンマ
Chinda   sotaṃ   parakkamma,
切断せよ  流れを   努力して

カーメー  パヌダ   ブラーフマナ
kāme    panuda   brāhmaṇa;
欲望を   除去せよ  バラモンよ

サンカーラーナン  カヤン   ニャトゥワー
Saṅkhārānaṃ    khayaṃ   ñatvā,
現象の       滅尽を   知って

アカタンニュースィ   ブラーフマナ
akataññūsi       brāhmaṇa.
非構成を知る者であれ     バラモンよ


○直訳
流れを努力して切断せよ
バラモンよ、欲望を除去せよ
現象の滅尽を知って
バラモンよ、非構成を知る者であれ


○意訳
流れを努力して断て
バラモンよ、 諸欲望を捨てよ
諸現象の滅尽を知って
バラモンよ、涅槃を知る者であれ


○この詩の解説は次の記事を参考にしてください。

2008年11月
*因縁の流れを断ってバラモンよ 人の知れない境地に至れ
http://76263383.at.webry.info/200811/article_19.html

2009年9月
*因縁の流れを断ってバラモンよ 人の知れない境地に至れ
http://76263383.at.webry.info/200909/article_25.html

○一口メモ
いよいよ最後の「第26 バラモンの章」になりました。バラモンとは何でしょうか?当時にインドのカースト制度では最高の人間とされていました。しかし、ブッダはその概念を変えたのです。カースト制度はインド社会の根幹でしたから、それは革命的な出来事だったのです。

ブッダはスッタ・ニパータの中で、「生まれによって賤しい人となるのではない。生まれによってバラモンとなるのではない。行為によって賤しい人ともなり、行為によってバラモンともなる。」と述べています。(岩波文庫、中村元訳「ブッダのことば」136、137ページ) ブッダは最高の人間とは行為によって最高の人格を作り、真理を悟った人がバラモンであると宣言したのです。ですから、仏教においては、バラモンとは阿羅漢を意味するのです。

バラモンの章の始めの詩では、バラモンのあるべき姿について述べられています。

「流れを努力して断て」の流れとは既に何度も述べましたが、煩悩の流れです。煩悩を断つことによって、真理が見えてくるのです。

「バラモンよ、 諸欲望を捨てよ」。上の行と同じ意味ですが、より具体的にいろいろな欲望を捨てなさいと、バラモンたらんとする修行者に再度激励さています。

「諸現象の滅尽を知って」。すべての欲望を捨てると、心は汚れがすべてが明らかに、ありのままに観えてきます。そうするとすべての現象は、生起してはまた必ず滅尽することがわかります。

「バラモンよ、涅槃を知る者であれ」。すべて執着に値するものは何もないのです。執着することもできないのです。そのとき、バラモンたらんとする者は現象を越えたもの(涅槃)を知る者なのです。すなわち本来のバラモンである阿羅漢なのです。


煩悩の 流れを断って バラモンよ 人の知れない 境地に至れ(383)


○人生の万能薬(慈悲の瞑想)

私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)は(が)幸せでありますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)の悩み苦しみがなくなりますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)の願いごことが叶えられますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)に(にも)悟りの光があらわれますように

私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)も幸せでありますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)の悩み苦しみがなくなりますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)の願いごことが叶えられますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)にも悟りの光があらわれますように

*この言葉を毎日唱えると幸福になれます。


~~~~~お知らせ~~~~~

◎ゴータミー精舎では毎日朝晩、自主瞑想会を行っています。
朝5時から7時まで、および夜7時から9時まで。
但し、木曜日夜7時から9時までの自主瞑想会は休みます。
変更のある場合はこの「お知らせ」で、あらかじめ報告します。
詳細はワンギーサの携帯番号090-2311-9317に御連絡下さい。


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