百獣を 制する如く 煩悩に 打ち勝ち辺境 一人で歩く<72>

○少年少女のためのスッタニパータ72
・・・
ライオンはなぜ強いか知っていますか?
牙が強いからです。
人間はライオンに負けません。
智慧があるからです。
智慧とは気づきです。
出せば、どんどん出てきます。


72.第1 蛇の章 3.犀の角経 38

○毎田周一先生訳
獅子が強い歯の力を持つ故に
百獣の王として堂々とゆくやうに
世を遠く離れた処に恐れなく住んで
犀の角のやうにただ一人歩いてゆかう


○中村元先生訳
歯牙強く獣どもの王である獅子が
他の獣にうち勝ち制圧してふるまうように、
辺地の坐臥に親しめ。
犀の角のようにただ独り歩め。


○正田大観先生訳
〔敵を〕打ち負かして、〔一切を〕征服して歩む、
獣たちの王たる、牙むく獅子のように、
諸々の辺境の臥坐所に慣れ親しみ、
犀の角のように、独り、歩むがよい。(38)


○パーリ語原文
スィーホー   ヤター   ダータバリー   パサヤ
Sīho       yathā    dāṭhabalī     pasayha,
獅子       ように   歯牙の強い    征服して 

ラージャー    ミラーナン    アビブッヤ    チャーリー
Rājā        migānaṃ     abhibhuyya   cārī;
王         獣たちの     打ち勝って    行く

セーウェータ   パンターニ   セーナーサナーニ
Sevetha      pantāni     senāsanāni,
親しむがよい  辺地の      臥坐所

エーコー    チャレー   カッガウィサーナカッポー
Eko       care      khaggavisāṇakappo.
一人      行こう     犀の角のように


○一口メモ
昨日の偈に続き、今回も獅子が主人公です。獅子の強さは牙の強さなのです。この牙で百獣を制圧するのです。辟支仏においる強さは、智慧の力です。智慧の力で百八つの煩悩を制圧するのです。

三行目の、辺地、辺境の地とは何でしょうか。単に地理的な辺境を意味しているのではないのです。意識の世界における辺境です。俗世界から離れた出世間を本当は意味しているのです。これは、実際に山の中に入った修行することよりも、日常の実生活にいても、欲や怒りや混乱にまみれた世間にいても、小欲知足の生活をし、心は清らかに生きること意味していると思います。


百獣を 制する如く 煩悩に 打ち勝ち辺境 一人で歩く<72>


○人生の万能薬(慈悲の瞑想)

私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)は(が)幸せでありますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)の悩み苦しみがなくなりますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)の願いごことが叶えられますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)に(にも)悟りの光があらわれますように

私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)も幸せでありますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)の悩み苦しみがなくなりますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)の願いごことが叶えられますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)にも悟りの光があらわれますように

*この言葉を毎日唱えると幸福になれます。


~~~~~~お知らせ~~~~~~

◎ゴータミー精舎では毎日朝晩、自主瞑想会を行っています。朝5時から7時まで、および夜7時から9時まで。但し、木曜日夜7時から9時までの自主瞑想会は休みます。変更のある場合はこの「お知らせ」で、あらかじめ報告します。詳細はワンギーサの携帯番号090-2311-9317に御連絡下さい。


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