ブッダの感興のことば(ウダーナヴァルガ)第1章 無常 第28偈

28 いとも麗わしき国王の車は朽ちてしまう。身体もまた老いに近づく。しかし善い立派な人々の徳は老いることがない。善い立派な人々は互いにことわりを説いてきかせる。

(中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。)


*ワン爺のコメント
ダンマパダ151偈は次の通りです。
「いとも麗わしき国王の車は朽ちてしまう。身体もまた老いに近づく。しかし善い立派な人々の徳は老いることがない。善い立派な人々は互いにことわりを説き聞かせる。」今回の感興句とほぼ同じです。

この偈について、私はこのブログで2回解説を書いています。そのアドレスは次の通りです。
http://76263383.at.webry.info/201002/article_23.html
http://76263383.at.webry.info/200904/article_16.html

しかし、その時はまだ正法についての理解が足りなかったため、解説が不正確でした。
今読み直して見ると、まさにこの偈は正法が語られていたのです。

前半は、王の車も身体もこの世のものは古くなって朽ち果てしまうことが述べられています。そして、後半では正法は朽ち果てることがないと述べられているのです。中村元訳で、「善い立派な人々の徳」と訳されているところは、原文を直訳すれば「善人たちの法」ですから正法を意味しているのです。

「善い立派な人々は互いにことわりを説いてきかせる。」の意味は「法の句を述べる人(善知識=化身)が善知識(法の句)を伝えると言う意味です。

以前の私の解説では、ブッダの教えは朽ちることはないと説明していましたが、その正しい教えを正しく守り、正しく伝えるためには僧団(サンガ)が必要だと述べていました。「善い立派な人々」の意味を僧侶の集団という意味にとっていましたがそうではなく、善知識なのです。善知識もなくなることはありません。

そのブログ記事に、私の作った「子供のためのダンマパダ」が書いてありました。懐かしかったので再掲載します。

「君たちの好きなミニカーだって
古くなって、こわれるけれど
お釈迦さんの教えは
いつまでも役に立つ」


"ブッダの感興のことば(ウダーナヴァルガ)第1章 無常 第28偈" へのコメントを書く

お名前
ホームページアドレス
コメント