ブッダの感興のことば(ウダーナヴァルガ) 第12章 道 12偈

12 これは真直(まっすぐ)な道である。これは実に勇敢な行ないである。湖の上では白鳥の通る道はただ一通(とお)りであるように、釈尊が心を静め統一して体得されたその道を、人々の群れに対してしばしば説く。

(中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。)


*ワン爺のコメント
「湖の上では白鳥の通る道はただ一通(とお)りであるように」はよく分からないのですが、私は高村光太郎の「道程」という詩を思い出すのです。

僕の前には道はない
僕の後ろに道はできる
ああ、自然よ
父よ
僕を一人立ちにさせた広大な父よ
僕から目を離さないで守ることをせよ
常に父の気魄を僕に充たせよ
この遠い道程のため
この遠い道程のため

この始めの二行、「僕の前には道はない 僕の後ろに道はできる」という事ではないかと思います。
すなわち、ブッダの前には道はなかったのです。ブッダの後ろに道ができたのです。

これは、一人ひとりの修行者にとっても同じ事です。



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